ストレス軽減

妊婦には葉酸が必須!

今まであまり自分の健康や食事について真剣に考えた事がないという人も、妊娠を機に食にに関する意識が変わります。
自分のためというよりも赤ちゃんの事を第一に考えるようになるからです。
食事は栄養バランスも大切ですが、摂取すべき栄養の中に葉酸があります。

妊婦に葉酸が必須なのは、赤ちゃんの神経や脳の発達に欠かせない成分だからです。
特に妊娠初期の赤ちゃんの脳や神経が作られる時期に、葉酸が不足してしまうと発達に必要な栄養が不足してしまい、神経管欠損症や奇形といったリスクを高めてしまいます。
こうした理由から、特に妊娠初期は意識して葉酸を摂取する必要があるのです。

妊娠初期の葉酸摂取は厚生労働省も推奨していますが、1日あたりの目安は400マイクログラムです。
これは1日の食事の合計で400マイクログラムに達していればいいという意味です。
毎食400マイクログラムでは過剰摂取になるので注意してください。

400というのは目安ですから、仮に410と少し多くなっても特に問題はありません。
神経質になる事はありませんし、上限は1000マイクログラムとなっているので調節は可能です。

手軽に葉酸を摂取できるのは、ほうれん草、ブロッコリー、アボカド、アスパラガス、春菊などがあります。
ホウレンソウ2束で約126マイクログラム、ブロコリー2房で約105マイクログラム、アボカド半分で約84マイクログラムの葉酸を摂取できます。

3食のうち必ず緑色の野菜を1人分食べていれば、1日の合計もクリアできますのでそれほど難しい事ではありません。

普通に栄養バランスを考えた食事を3回食べていれば、目安量はクリアできます。
一番必要とするのは胎児の脳や神経が作られる、妊娠予期です。
しかし妊娠に気づいた時には既に神経や脳が形成され始めているため、人によっては間に合わない事があります。
妊娠に気づいてから慌てて葉酸を摂取し始める人もいますが、可能ならば妊娠前から葉酸を摂取する習慣を付けておきましょう。
また、こちらには妊娠中の摂取に気を付けた方が良い葉酸の含まれた食品に関しても合わせてご覧ください。