ストレス軽減

葉酸とビタミンB12の関係性

女性は毎月の生理やストレス、妊娠や出産というように貧血になりやすい傾向があります。
葉酸には赤血球を作るという働きがあるので、貧血予防効果も期待できます。
妊婦には特に欠かせない成分としても知られていますが、妊娠中も貧血を起こしやすいため継続摂取が必要です。

ちなみに赤血球を作る働きは、出産後の母乳の出をよくする効果も期待できます。
これは母乳が血液から作られるからです。
妊娠中だけでなく、出産後や授乳中も葉酸を摂取したほうがいいというのはこういった理由もあるのです。

ビタミンB12は葉酸との相性が良いことでも知られていますが、ビタミンB12にも赤血球を作る働きがあります。
両方に同じあたら気がある場合は、同時摂取により更に効果が高まります。
またこの2つの成分は、DNAやタンパク質の合成にも大きな関わりがあります。
ビタミンB12は神経細胞の成長をサポートする働きがあるので、不足すると神経障害の原因となります。
葉酸と同時摂取する事で、神経を安定させる効果も期待できます。

葉酸と呼んでいますが、葉酸もビタミンB群の一種です。
つまり同じビタミンB群という事もあって、相性は抜群なのです。
サプリメントなら最初から相性の良い成分を同時配合できるので、葉酸以外にビタミンB12を配合している物を選べば効果を実感できるでしょう。

食事から摂取したい場合は、葉酸とビタミンB12が豊富な食材を組み合わせます。
ブロッコリーやほうれん草、アボカドなどの緑の野菜には葉酸が豊富です。
ビタミンB12は、シジミやアサリ、赤貝はハマグリなどの貝類に多く含まれています。

食事から摂取したい場合は、グリーンを意識したサラダやスムージー、野菜は細かく刻み火を止める寸前に入れれば温かいスープにも使えます。
貝類はパスタにしても美味しいですし、ワイン蒸しなども食べ方も工夫できます。
ポイントは両方を一緒に食べる事です。
葉酸は水溶性なので水に溶けやすいため、長時間茹でたり煮たりするよりササっと食べられる方が効率よく摂取できます。